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Aug 27, 2005

8月下旬の台風11号。

8月下旬の1週間のダイジェスト。

月曜日。あちこちの畑で追肥を施す。
いつもの収穫・出荷準備を終えたあと、モロヘイヤ、インゲン、胡瓜にボカシを施肥。茄子、ピーマン、伏見甘唐辛子には豚糞堆肥。いずれも、株もと少し離れたところに、1歩(60cmくらい)1握りの割合で振り歩く。

夕刻、人参の除草。
この畑は発芽が揃わず、5cm丈くらいの人参を早くも雑草が覆っている。

夕食後、伊勢名物の「赤福」をみんなで頂く。
週末、農場見学に出かけていた”兄弟子”研修生Sさんのお土産。

火曜日。今日の出荷は22軒分。
収穫、荷造りのあと、上記出荷とは別に、会員制の消費者グループへの出荷のため、長葱を収穫、37kgを荷造り。

ボカシ肥の切り返しをしたあと、種採り。
先週、摘んできてビニル袋の中で発酵させていたトマト、ピーマン、キュウリ。ぐちゃぐちゃになっているのをざるにあけ、水で洗いながら種をしごき取る。水に浸し、薄い皮や軽い種を浮かせて沈んだ種を陰干しする。

木曜日。台風11号が近づく。
雨に備えていつもより少し早く、3;40起床、4時過ぎに家を出る。

午前中は雨の中の収穫。
茄子、ピーマン、胡瓜の収穫。樹を軽くするために、小さめの実も摘む。午後、週1回の直売所に野菜を追加しがてら、ブルーシートで雨除け。研修先の簡易な屋根をトラクタとロープで固定し、台風への備えとする。

金曜日。台風一過。
未明に当地周辺を通過した11号は、たいした被害を残さずひと安心。ボカシ肥を積み上げている小屋が浸水してしまったので、溝を掘って排水。

地這い胡瓜が初出荷。
そのほか、今週の主な出荷品目は、茄子、ピーマン、胡瓜、トマト、モロヘイヤ、ニガウリ、つるむらさき、オクラ、在庫からジャガイモなど。

午後、白菜の播種準備。
腐葉土、堆肥、田んぼの土、豚糞堆肥などを例年の配合比率で混ぜてポット詰め。

夕刻、合鴨ネットの引き上げ作業。
今日はとりあえず、からまった草を取り除き、ネットを田んぼの土から引き抜くところまで。後日回収予定。

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Aug 19, 2005

8月、お盆すぎの1週間。

就農準備の帰省後、1週間のダイジェスト。

月曜日。休暇明けの研修初日。
収穫後の朝食に、僕だけ餃子の皿が付く。帰省中に、飼われていた豚のうち3匹が屠畜場行きとなり、戻ってきた肉で作ったものとのこと。僕の分だけ残しておいてくださったのだ。さすがに野菜だけで育っただけあり、脂のない食感。しかし、ありがたく頂く。

収穫、出荷準備後、おからの引き取り。
近所の豆腐工場からボカシ肥の材料に不定期で頂いているもので、今日は約100kg。無料。農場に戻り、先に積んであった米糠と攪拌。

午後、自家採種用の果菜を収穫。
トマト(サンマルツァーノ、メニーナ、ボニータ、アロイ、ズイエイ、なつのこま)、ピーマン(さきがけ)、きゅうり(長年自家採種しているもの)。熟した実はビニル袋の中で揉み、発酵させる。未熟なものは追熟を待つ。

夕刻、秋冬の葉物育苗用の床土調整。
今日は師匠Aさんの計らいで、「就農1年目で堆肥や腐葉土が用意できない場合」を想定して、市販の資材を調合する方法を特別に試してくださる。畑の土50リットルに、腐葉土代わりのピートモス15リットル、籾殻燻炭代わりのバーミキュライト15リットル、それに若干の豚糞堆肥をよく混ぜる。

火曜日。オクラが初収穫、初出荷。
田んぼでは出穂を前に合鴨を引き上げ。1枚だけ僕の研修のために残しておいてくださった。計24羽のうち22羽は無事に収容したが、2羽が残ってしまう。後刻再挑戦したが、追加収容は1羽のみ。

夕刻、長葱畑の草むしり。
一気に美しい畑になる。これに管理機で中耕土寄せ予定。

木曜日、残り1羽の合鴨を無事収容。
午前中、収穫と出荷準備のあと、里芋畑の除草。とくに背丈の高いもののみ刈り取る。

午後、今度はサツマイモの除草。
つるを引き上げながら、鎌で刈る。今日はお客さんが多数。障害児のための学校勤務の先生、児童生徒向けの公共教育施設の職員、農業大学校の学生。人手が多いと、作業が一気にはかどる。

金曜日。朝、秋冬の葉物類の水やり。
寒冷紗のトンネル内、遮光ネットは適宜使用。

午後、茄子が繁茂しすぎているので、軽い剪定。
カボチャをいくつかの畑で収穫。持ち帰って選別。


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Aug 12, 2005

就農準備、本格始動。(5)

就農準備の帰省、最終日。
午前は、JAの直売所を中心に露地野菜で経営が成り立っているというモデルとして名が上がっていたSさんを尋ねる。これも県農政課と市農水課のご手配によるもの。

挨拶の開口一番、「38歳? うちの娘と一緒くらいか」。
名前をうかがうと、高校の同級生。向こうはきっと忘れているに違いないが、またも同級生つながりができた。

このSさんの話を聞いて合点がいった。
今回の帰省でずっとわだかまっていた、というか、腑に落ちないことあり。それは、露地野菜中心にやっているという農家がいるのに、市内を歩き回ると、畑が少ないことだ。

要するに、この辺りは夏の産地ではないのだ。
全国の消費地に対する産地として、この辺りは高校の同級生Y氏のいうように「冬が得意な土地」なのである。研修先のように一年中その一家の食卓を預かるという視点に立てば、夏が得意とか冬が得意とかいうような観点はそもそもないと思われるが……。

午後、市内の2件取材。
養鶏業を営むS氏に鶏糞堆肥の件、それとトマトで有名なH氏との面会。いずれも市農水課Tさんのフットワーク軽い提案から実現したもの。就農の手続きには直接関わらないが、こういう出会いはこのうえなくうれしい。市のTさんは、僕のプロフィルと就農計画の資料をさっと読んで、それなら……とすぐにひらめいたに違いない。僕はこういう感性をとてもありがたく思うし、これからも大切にしたい。

いったん帰宅し、夕食はカレーライス。
約10分歩き、19時半頃の夜間高速バスに乗る。車中、缶ビールでひとり乾杯。現実的な成果はなかった、のかもしれないが、そんな現実の中に身を置くことができた今回の帰省。多くの出会いがあった。

お盆の帰省ラッシュと逆方向にバスは走る。
土日を自宅で過ごし、月曜からは再び研修の畑に立つ予定。

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Aug 11, 2005

就農準備、本格始動。(4)

就農準備の帰省4日目。
滞在残り2日となり、午前中は実家のパソコンに向かい、諸々の記録の整理や今後の見通しを立てる作業。

午後から、母の従兄弟の家に出向く。
昨日の農業委員会会長との面談で名を挙げた「親戚筋の農家」。減農薬米で都市部への直販などを早くから手がけ、地域でもその規模と先進性が評価されていた(他方でもちろん様々な”声”もあったらしい)と聞くK氏。就農にあたり一度挨拶にと思っていた矢先、昨年急逝された。

今回は新盆のお参りを兼ね、夫人に挨拶。
まだ歩かぬ孫娘をあやしながら、30年の苦労を淡々と語り、しかし先駆者の気概と誇りに満ちた夫人の姿に打たれる。一度も本人に会うことができなかったことが、ますます悔やまれる。農地はすべて人に貸している状態とのことだが、織り込み済み。とにかく話を聞くことができてよかった。

「大変だけど、農家はおもしろいよ」。
帰り際の叱咤激励をありがたく胸に刻み帰路につく。

夜、県内に住む兄がひと晩だけ帰ってきてくれる。
明日の出先の仕事への中継地として実家がちょうど便利とか。就農準備の現況を話す。規模、作目、経営計画、資金など、あらためて簡潔にまとめて話すことで、自分自身の整理ができる。

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Aug 10, 2005

就農準備、本格始動。(3)

就農準備の帰省3日目。
午前中、市内中心部を流れる川のやや上流方面の農地の様子を見てまわる。

この地域も水稲中心。
緩やかな棚田状に山裾へと小さな区画の田んぼが広がる。畑作はやはり少なく、時折、茄子や大豆が1~2畝単位でまとまっている程度。市街地からは4~5キロ離れているが、放棄地と思われる田畑はほとんどない。

午後は、農業委員会会長との面談。
一昨日の県普及課や農業委員会事務局ほかの方々との話し合いの結果、農地についてはまず会長に相談するということになり、2日後に早速設定されたもの。

会長からの助言は「兼業農家」案。
どこかに就職して「8割くらいはそこで稼ぎ」、あとは「趣味程度」に農業すれば、とのこと。こちらは全くその気はないから、きっぱりと否定すると、「それなら露地野菜しかないな。金のかかる施設はダメ」。そして、「構想にある”少量多品目”は一番いい。直売所に毎日欠かさず出荷していけば、いくらでも売れる。ただし、値が高い、品が悪いはダメ」。

有機農業についても当然、否定的。
「無化学肥料はいいけど、無農薬は無理だ」。しかし、「栽培方法のことは先のこと。まずは土地だ」と割り切ってくれ、「親戚に農家があるなら、そちらを先にあたってからに」との指示。あるにはあるが、先方の状況があり、就農に際してお世話になることは考えていなかった。が、こういう話になってしまったからには、とりあえず話をしてみるしかない。明日挨拶に行くことになった。

夜は中学校の同級生O君と約20年ぶりの再会。
彼は農学部を出て教員になり、現在はたまたま市内の農業高校にいるのを同窓会名簿で見ていたので、連絡をとってみた次第。聞くと、「野菜」を教えているという。さらに偶然だが、今回の帰省でもお世話になっている高校同級生の農家Y君は高校時代同じクラスだったという縁があり、3人で飲もうということになったのだ。

居酒屋からショットバーへ。
二人から約5時間にわたり厳しい助言を受け、多大な収穫を得た。

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Aug 09, 2005

就農準備、本格始動。(2)

就農準備の帰省2日目。
朝6時頃から自転車で市内東部をひとまわり。この辺りも農地のほとんどに稲が育っており、やはりその1~2割にはすでに穂が実っている。

野菜畑はどこも小さい。
同じ品目が1aまとまっているところさえ見つからない。多いのは里芋、サツマイモ、大豆、葱、とうもろこし。茄子がたまにあり、トマト、胡瓜、インゲンなどは見当たらず。

小学校区4つ分ほどで約2時間。
ラジオ体操の終った子どもたちが、首からカードをぶらさげたまま、人気のない商店街のアーケードで遊んでいる。

帰路、JAの地場野菜直売所に立ち寄る。
地元の農家が自ら値付けした野菜や加工品などを軽トラで持ち込み、開店準備の真っ最中。売れた分から手数料を差し引き、夕方に売れ残りを引き取りに来る仕組み。

駐車場には数台のトラック。
行き先別の看板が掲げられており、こちらに荷を乗せれば、近郊他市のスーパー数店に常設されたコーナーに並べてくれる。しばらく見学し、野菜の種類や値段、生産者の名前などを頭にインプット。

朝食後、テレビで甲子園の観戦。
地元県代表校は余裕の初戦突破。県大会決勝で僕の出身校を破っての出場だから、出た以上は全国制覇してほしい。

午後、親戚に挨拶に出向く。
元農家だが、その後は商店経営を経て現在は数々の趣味に生きているような伯父。就農の件を伝えると、自身の昔話や古今東西の逸話で叱咤激励してくれた。土産に枝豆をいただいて帰る。

夜は高校の同級生と二人で飲む。
兼業農家の息子で役所勤め。ふとしたきっかけから、彼にだけは早くから就農のプランを話していたので、今回は正式に動き出した旨の報告と今後の協力依頼。彼の小中時代の同級生が包丁と算盤をふるう店で美酒、美味に醉う。

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Aug 08, 2005

就農準備、本格始動。(1)

朝6時半過ぎ、夜間高速バス到着。
5か月ぶりの故郷、盛夏の帰省は何年ぶりだろうか。生まれ育った町で就農の具体的な準備を進めるため、研修先に1週間の休みをいただいた。

実家で朝食をとり、鬚を剃る。
久しぶりのワイシャツとネクタイに着替え、8時30分の始業にあわせて県の地方局へ。

今春から地元の普及センターが統合され、「連絡所」となった小さな事務所に入る。
就農支援の窓口となっている農政普及課の担当者2人、市の農水課から1人、市農業委員会から事務局長含めて2人、そして地元JAから1人。これだけの方々が、盆休み前の忙しい時期に集まってくださった。

県の普及員の方との面談は昨春以来4回目。
今回は具体的な農地探しの第一歩で、こちらの希望を伝え、さまざまな立場の方がどんな役割を担って進めていくかを話し合ってくださる。

約1時間で話し合いが終了。
数日以内に農業委員長と私との面談を設定すること、普及員は経営計画の細部を詰める助言をすること、JAは中古の農機具・設備探しを支援することなど、おおまかな役割分担ができた様子。

午後、実家近くの農家見学。
ここは昨年5月、普及員の手配で「数年前にUターン就農した若い農業者」というモデルとして見学させていただいたところ、たまたま高校の同級生だったという縁があり、以後はこちらで連絡をとり、今回は3度目の訪問。

露地野菜を年間約70品目栽培。
無農薬・無化学肥料ではないが、僕の考えている営農スタイルと重なるところがある。その畑の「夏の姿」を見たいというのが今回の趣旨だったのだが、前にも少し聞いていた通り、冬には野菜畑だったところが、大半が水田になっている。周辺の他の農家の畑もほぼ同様で、8月末に刈り取りという早場米の田も多くみかける。研修先の畑との比較を楽しみにしていたので、かなり肩透かしを食わされたかたちだ。

帰り際、近くの種苗店を紹介してもらう。
品種を決める際には、地元の種屋さんに相談することも多くなるはずだ。いまのうちから顔を覚えておいてもらえると心強い。

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Aug 05, 2005

盛夏の一週間。

8月第1週の研修の様子をダイジェストで。

月曜日。晴れのち曇り、やや涼しい。
6時より収穫。茄子、ピーマン、伏見甘唐、いんげん、ゴーヤ、赤紫蘇、モロヘイヤ、つるむらさき、人参、枝豆。在庫のジャガイモもあわせ、約20セットを出荷。調製・荷造に時間がかかる。

夕方より管理機で大豆の中耕。
日没寸前、ガス欠で1作を残したまま中断終了する。暗闇のなか明日の人参を収穫してから夕食。先週撒いたキャベツ、ブロッコリーはすでに発芽している。

火曜日。曇りときどき晴れ間あり。にわか雨。
収穫、出荷は昨日とほぼ同様。今日はトマトがある。田んぼと合鴨の見回りをしてから昼食。

午後、市内の配達のあと、夕方からジャガイモの選別。
今日は5分搗きの米5kgをいただいて帰る。

水曜は子守りで研修は休み。
各種の公的な手続きや入金、買物なども済ませる。

木曜日。晴れときどき曇り。気温上昇。
今日は宅配便7軒のみと、少なめの出荷。品目はほぼ変わらず。

昼食後、近所の米穀卸店に同行。
ここでは毎週300キロを購入している。

午後から長葱の藁敷き。
6月に収穫した小麦の藁を使用する。続いて地這い胡瓜の捕植と支柱立て。

金曜日。晴れ、高温。
出荷は約15セット。エンツァイ(空芯菜)が初出荷。

午後から、いんげんと胡瓜の藁敷き&堆肥マルチ。
動物性のものを含まない研修先の堆肥は、草を抑えるマルチに適しているという。軽トラ2杯分を一気に撒く。日没近く、田の畔の草刈。

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