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Dec 30, 2005

今年最後の研修日。

大晦日前日、今年最後の研修日。
今月下旬から「朝8時に朝食の食卓に集合」となり、今朝も温かい味噌汁とともに研修が始まる。

出荷最終日で、午前中はいつも通りの荷造り。
昨日中に収穫を終え、人参や里芋、葱、蕪などはこさえ終わっているので、葉物の調製や白菜、キャベツの計量などを進める。おなじみの学生K君、T君が手伝いに来てくれ、手のかかるほうれん草も一気に仕上がる。

昼前から餅搗き。
出荷用やおもてなし用にこれまで何度か搗いているが、今日はお正月用ののし餅1枚と、お供え用の丸もち7組。のし餅用は今日は電気餅搗き機で、お供え用は杵と臼で搗く。僕も久しぶりに杵を持ったが、案の定ふらふら。搗き方、のし方、まるめ方など、師匠Aさんやお母さんから指導を受ける。お母さんは技術的なことに織り交ぜて、昔からのしきたりやその実際的な意味などを話してくださり、いつもながら「なるほどー」とうなってしまう。昼食は早速、大根汁の雑煮と黄な粉餅。

午後、元研修生Oさんが子連れで来訪される。
長野県で就農されて3年目とのことで、現在は自営ではなく企業経営の農場に勤めるかたちで、複数の作物の栽培を担当されているという。

夕方、屋根の落ち葉を下ろす。
欅の大木からの大量の恵みは、来春に向けて踏込温床に使われる。

夕食後、研修先のみなさんに挨拶して辞去。
兄弟子住み込み研修生Sさんも、しばしの休暇で実家に戻る(はず)。見慣れない街着で反対ホームの列車に消えていく。

明日は妻の実家に帰省する予定。
大晦日の昼になれば、新幹線も多少は空いてきているだろう。
旧暦では明日が師走のついたち。

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Dec 25, 2005

農地と借家が決まって

就農準備の大きな一歩。
先週、12月中旬までに、使わせていただく農地とお借りする家が一応、決まった。

秋頃から具体的な話があって実際に見せていただき、前向きに検討させていただいていたもの。
その後、電話や手紙では「お願いすることになりそうです」という返事をしてはいたが、なかなか現地を再訪する時間がなく、ようやく今回、農地と借家の両方をお世話くださった方を交えて家主さんにもお会いし、正式に返事をすることができた。

この間の事情はこのブログに実はあまり書けていない。
いつか整理して……とは思っているが、とりあえず、結果の概略のみ。

農地は地目「田」がほとんどで、4か所の十数枚、計約9反。
うち約6反は畑作に、約3反は自給プラスαの水稲に用いる予定。その他に、修理が少し必要なビニルハウスが約5畝。概ね半径500m圏内に集まっており、その中心付近に位置する借家は農業用倉庫付きの二階建て古民家。

実績のない百姓志願者に、過分な環境だと思う。
様々な出会いがあり、多くの厚意に支えられた。それは、例えば1年前には想像しなかったものだ。動き出した。自分の力だけでは動かないものが、動き出した。

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Dec 23, 2005

クリスマス3連休。

クリスマス3連休の初日。
朝の電車は意外と込んでいて、駅から工場などに通勤する人並みも平日のようだ。

いつもの出荷準備のあと、午後は畑へ。
茄子、ピーマンなどの支柱を外し、枯れて立つ株をハンマーナイフで粉砕する。かすかに漂うピーマンの香り。あの頃の蒸し暑い空気が一瞬、蘇る。

昼食に頂いた人参だけの豆乳クリームシチューの甘みが印象的。
今日の野菜セットは、人参、里芋、長ネギ、大根、白菜、蕪、赤蕪、京菜、ほうれん草、小松菜、かぼちゃ。

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Dec 09, 2005

大豆の収穫と唐箕。

今日も寒い朝で、畑は霜で真っ白。
稲藁と大豆の脱穀かす(枝と莢)の焚き火で暖をとってから作業を始める。大豆は僕のいなかった一昨日から収穫が始まり、今日で終了。一昨日には麦踏みもあったようで、畑も冬支度本番だ。

大豆は株ごと抜いて収穫する。
作付面積が大きければ、収穫から脱穀まで機械化がされているのだろうが、こちらでは手作業。収穫後の株は何本かを束ねて持ち、トラクター後部の耕耘用ローターを空転させているところに当てて脱穀する。管理機も同様に使えるようだが、いずれも巻き込まれないように注意が必要だ。莢が半ば開きかけているので、ほとのどの豆はすぐに落ちる。

ただし、豆だけが落ちるわけではない。
豆と一緒に莢や枝の部分もちぎり落とされるので、今度はそれを選別する必要がある。そこで登場するのが、唐箕である。本では読んだことがあったが、現物の動くのを見るのは始めてで、自分で動かすのも、もちろん初体験だ。

唐箕は昔の農機具である。
手回しハンドルで内部の風車をまわしているところへ穀物を投入し、穀物は重いのでそのまま下に落ち、軽い籾や莢、ほこりは外へ飛ばすという仕組み。風車を回すのはけっこう疲れるし、ほこりがすさまじい。しかし、農作業をやっているという実感の湧く楽しい道具である。

今日の昼食は「太白」の天ぷら。
薩摩芋を天ぷらにするなら太白に限ると師匠Aさんが言う通りの旨さだ。夕食には湯豆腐があり、冷えた体を温めてくれる。

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Dec 06, 2005

さつま芋の掘り上げ完了。

終日、気温が10℃を超えない。
出荷準備のあと、午後からはさつま芋の畑に残っていた最後の2作、紅黄金と太白を掘り上げる。低温のせいと思われる傷みが一部に見られる。

日没前に、里芋も収穫。
まだすべてを掘り上げるには至らないが。

夕食、おでん風の大根の汁が腹にしみる。
やっぱり冬は大根だ。

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Dec 05, 2005

師走、冷え込み厳しく。

週末、数週間ぶりの雨。
このところ暖かかったのが、週が明けて一気に暦通り、または暦以上に冷え込みが進んできた。

昨夜から今朝は、各地で初雪。
研修先に向かう朝の冷え込みも厳しく、電車から見る富士山は澄んだ空気と新たな降雪に、赤い朝の陽がさし、今年一番の美しさだ。農場最寄りの駅で降りると、自転車のサドルについた水滴が凍っている。

畑も一面、霜で真っ白。
こんな日は日が少し高くなるまで収穫はできないということで、朝一番はボカシ肥のふるい作業。Sさんと交替で、ふるいとスコップを激しく動かすうち、シャツ1枚でも汗が出るほど温まった。

10時を過ぎて、ようやく収穫開始。
人参、赤蕪、蕪、京菜、レタス、キャベツ、白菜、大根、それに先週から収穫が始まった春菊。昼食後、これらを調え、さらに在庫の葱、里芋、サツマ芋を合わせて出荷のセットをこしらえる。

日没を前に、再び畑へ。
明朝も厳しい寒さが予想されるため、明日出荷分の収穫。

夕食はいつもの食堂ではなく、母屋で。
お父さん手作り、炭の掘り炬燵が暖かい。

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Dec 02, 2005

芋を保存するための穴掘り。

今朝も霜が降り、畑は真っ白。
午前中は、いつもの金曜日の出荷準備。昨日のうちに主な野菜は収穫してあり、その調製と計量、荷造りを済ませる。昼食は寒い時期にうれしい、熱々のあんかけ丼。もちろん農場の野菜たっぷりだ。

午後は穴掘り。
冬の間、芋類を保存しておくための穴を畑に掘る。3年間使った穴を埋め、今年は新たに掘ることになった。まず、畑の上に穴の位置を決める。今日は75㎝幅で、長さは約4mくらいか未確認。最初に「円ピ」というスコップのようなもので土を崩したうえで、剣スコや角スコで土を穴の外に上げる。1段終わったら、また端から繰り返し、これを3~4段掘って、深さ約1mになるように底を均す。穴掘りがこれほどシステマティックなものだとは思わなかった。

夕食いつもの食堂ではなく、母屋の掘り炬燵で。
炊きたてご飯に、元研修生Hさんの鶏卵かけが美味い。農場での下宿を終え、今日帰省するこちらもHさん最後の晩餐。師匠のAさんは急ぎかき込んで、青壮年部の忘年会へ。

Aさんは今日が誕生日。
前日に知ったので用意もできず、ちょっと冴えないけれど、6月に頂いた梅で漬けた梅酒2種(純米吟醸&泡盛)をちょっとずつ瓶詰めして(梅も1つずつ入れて)お祝いとする。

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Dec 01, 2005

合鴨を解体、精肉する。

今日も気温が高い。
午前中に出荷の準備を終え、午後から合鴨の解体。春に雛でやって来て、田んぼの草を食ってくれるはずだったけど、あまり食わずにのんびり過ごした合鴨たち。

今日は雌2羽をしめる日。
師匠のAさんが、手を合わせたあと、小型の出刃包丁で喉元を掻く。とくに鳴きもせず、数十秒後に少し羽ばたく格好をしたあと、こときれた。熱湯で1分間消毒し、30秒間、水で洗う。

作業小屋に吊り下げて羽をむしる。
水鳥に特有という毛も丁寧にとると、見た目は「鳥」ではなく「肉」である。肛門から内臓を出し、もも、胸、笹身の順に身を外し、それぞれ部位別に包む。今日は知り合いの料理店への納品。といっても、食肉用として育てていないので、痩せこけた体からは多くの肉はとれない。主に出汁用と思われる。

今日の昼食は珍しい外食。
師匠Aさんの誕生日前祝いで、市内の中央卸売市場にある寿司店へ。生しらす丼580円を150円プラスで大盛りにしてもらい頂く。今年初の生しらす、そして今年最後だろう。甘くてとろみのある食感。ああ、しらすは、やっぱり生が一番だ。

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